ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

記事監修者 あみこ
◆ エステティシャン。日本ダイエットコーチング協会認定コーチ。健康管理士。
◆ リバウンドしない健康美ダイエット法を発信します♪ 一緒にキレイbodyになりましょう♬

この記事で解決できる悩み

  • ダイエットに運動は必要?
  • ダイエットの効果を感じたい
  • 運動が苦手
  • 効果的な運動をダイエットに取り入れたい
A子

ダイエットに
運動も取り入れるべきかしら?

B子

運動
苦手なのよね…

ダイエットは食が8割と言われます。

では、ダイエットに運動は全く必要ないと考えてよいのでしょうか?

この記事では、

  • 運動がダイエットに有効である理由
  • 運動のメリット
  • 効果的な身体活動

についてお話します。

せっかくダイエットをするのなら効果を実感できて、ダイエット後もリバウンドしない体を作りたいですよね。

身体活動量を増やすことはダイエットに拍車をかけ、リバウンドしづらい体を作ります

激しい運動は
必要ありません🎶

運動が苦手な人にも多忙な人にも、継続が可能で効率的な身体活動を紹介します。

ダイエットコーチ

あなたのダイエットを
応援します
💖

目次

極端な摂取制限はNG

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

人が太ったり痩せたりする要因は、エネルギー摂取量と消費量のバランスです。

食べたエネルギーが使ったエネルギーより少ないとき、体重(脂肪量)は減少します。

エネルギーバランスと体重の関係

  • 摂取量 = 消費量 のとき、体重維持
  • 摂取量 > 消費量 のとき、体重増加
  • 摂取量 < 消費量 のとき、体重減少

(参考:厚生労働省

エネルギーとは?
わたしたちの体、脳、内蔵を動かすために必要な、いわば燃料です。
エネルギーに代わることの出来る栄養素は、①タンパク質 ②脂質 ③炭水化物 の3種類です。
そのエネルギー量はkcal(カロリー)で表します。

摂取量 < 消費量にする方法は、次のいずれかです。

“ 摂取量 < 消費量 ” にする方法

  1. エネルギー摂取量を減らす
  2. エネルギー消費量を増やす

そして「ダイエットは食の管理が8割」と言われるように、脂肪を落としたい場合真っ先に行うべきは、「摂取量を減らす」です。

あわせて読みたい
なぜ太るの?体重増減の理由は「食べた量」と「使った量」のエネルギー出納バランス 脂肪増減の要因は、食べたエネルギーと使ったエネルギーのバランスです。リバウンドを防ぐエネルギー摂取量の上手な減らし方を紹介します。

しかし、極端な摂取制限にはデメリットがあります。

極端なエネルギー摂取制限のデメリット

  • 健康を害す
  • リバウンドを引き起こす
  • 脂肪を溜め込みやすくなる

健康を害す

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

私たちの体は食べたものから栄養を得ています。

栄養が入ってこないと、体は様々な不調をきたします。

  • 食物繊維不足による便秘
  • カルシウムやビタミンD不足による骨粗鬆症
  • 鉄分不足による貧血
  • 月経異常

(参考:日本成人病予防協会)

リバウンドを引き起こす

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

極端な摂取制限は、長く続きません。

極端な摂取制限が一時的である場合、食生活を元に戻した時には必ずリバウンドを引き起こします。

脂肪を溜め込みやすくなる

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

さらに、体は極端な摂取制限を飢餓と勘違いし、生き残るために脂肪を蓄えようとします。

ダイエットをしたのにダイエット前より体脂肪が増えてしまうケースは、体が飢餓に備えようと働くためです。

極端な摂取制限をすると、少ないエネルギー量でも太る体が出来上がってしまいます。

空腹に耐えた結果
太りやすくなるなんて
辛すぎるわ…!

よって、脂肪を落としたい場合であっても、基準(必要量)に近い摂取量を維持する必要があります。

脂肪を落とすエネルギーバランス

エネルギー摂取量 ≒ 必要量 < 消費量

女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)

活動量低い普通高い
18~29歳1,7002,0002,300
30~49歳1,7502,0502,350
50~64歳1,6501,9502,250
65~74歳1,5501,8502,100

活動量レベル

低い一日のうち、座っていることがほとんどの人
普通座り仕事が中心だが、軽い運動や散歩などをする人
高い立ち仕事や移動が多い仕事、または活発な運動習慣を持っている人

(参考:厚生労働省農林水産省

活動量が普通レベルである女性の1日の必要エネルギーは、およそ2,000kcalです。(個人差があります。)

ダイエット中でも、1,700~1,800kcal程度のエネルギーを摂るように心掛けましょう。

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運動は有効

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

エネルギー摂取量が1,700~1,800kcalに対し消費量が2,000kcalである場合、摂取量と消費量との差がわずかな為、脂肪を落とすには時間がかかります。

速すぎる脂肪減少はリバウンドのもとですが、変化がまったく感じられないのも挫折に繋がります。目に見える結果も欲しいですよね。

そこで次なる手が
「エネルギー消費量を増やす」
です💖

エネルギー消費量を増やすと、摂取量と消費量の差が大きくなり、ダイエットの効果を実感しやすくなります。

エネルギーの使い道は、基礎代謝、身体活動、食事誘発性熱産生の3つに分けられます。

エネルギーの使い道

エネルギーの使い道

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

このうち自分の意志ですぐに増やせるのは、身体活動量です。

ダイエット効果をはやく確実に得たい場合に、身体活動(運動)は有効な手段です。

運動のメリット

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

運動のメリットは、ダイエット効果の他にも複数あります。

運動のメリット

  • ダイエット効果
  • 基礎代謝量UP
  • ストレス緩和
  • 睡眠の質向上

どれも、回り回ってダイエットに良い影響があります。

ダイエット効果

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

運動によってエネルギー摂取量と消費量の差が大きくなると、ダイエットの効果を感じやすくなります。

ただし、脂肪量の減るスピードが速すぎると、体が変化についていけません。

  • 筋肉量の大幅な低下
  • 免疫力の低下
  • リバウンドの可能性

定期的に体組成を測り、骨格筋率・体水分率が増えていることを確認しながら、ダイエットを進めましょう。

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基礎代謝量UP

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

基礎代謝とは?
人が生きていくために最低限必要な体の働きを指します。
臓器を動かす|呼吸|体温維持|血液循環 など
基礎代謝に必要なエネルギー量を、基礎代謝量と呼びます。

私たちが安静にしている時も、臓器や組織は常に動き続け、エネルギーを使っています。

成人女性の一般的な基礎代謝量は1,100~1,200kcal程度で、内訳は以下の通りです。

ヒトの臓器・組織の安静時代謝量

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】ヒトの臓器・組織の安静時代謝量

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

筋肉も体温維持などの働きを担っていて、エネルギーを使っています。

臓器の活動量を私たちがコントロールすることは出来ませんが、筋肉量は自分の意志で増やすことが可能です。

運動により筋肉量が増えると基礎代謝量がUPし、エネルギー消費量が増加します。

筋肉量を増やすと
痩せやすい体、太りづらい体
になれるのね!!

ストレス緩和

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

適度な運動はストレスを発散させます。

私たちはストレスを感じると、素早くエネルギーに変わる甘いものを欲しくなります。

運動でストレスを緩和させると甘いものが要らなくなるので、ダイエットに追い風が吹きます。

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睡眠の質向上

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

日中適度に体を動かすことで、夜深い眠りにつくことが出来ます。

睡眠の質が上がると、自律神経が整い、肥満を防ぎます。

また、ぐっすり休むことで翌日は心身ともに活力に溢れ、また元気に体を動かそうという気持ちになります。

効果的な身体活動

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

ダイエットのための運動は、多くのエネルギー消費量を確保できるのであれば、種目を問いません。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

生活に取り入れやすい身体活動を3つ紹介します。

取り入れやすい身体活動

  • ウォーキング(早歩き)
  • 筋トレ(スクワット)
  • NEAT-up

ウォーキング(早歩き)

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

筋トレよりも有酸素性運動を中心に行った方が、エネルギー消費量を確保できます。

効率の面から考えると、中強度運動を比較的長めに行う方法が理想的です。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

ウォーキング(早歩き)は中強度の有酸素運動です。

特定の運動習慣を持たない人は、まずはウォーキング(早歩き)を取り入れてみましょう。

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

しかし、多忙な中ウォーキングに毎日時間を割くことはハードルが高いですよね。

ウォーキングの為にまとまった時間を確保するのが難しい場合、一日全体を通してこまめにウォーキング(早歩き)を行うよう意識すると、継続が簡単になります。

<例>

  • 駅まで歩く
  • 駅から歩く
  • 一駅分歩く
  • 階段を使う

体を動かして20分以降に脂肪が燃焼し始めると言われることがありますが、1日に30分の運動を1回行っても10分の運動を3回行っても、両者の減量効果に差のないことが、これまでの研究結果で明らかになっています。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

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筋トレ(スクワット)

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

筋肉量の増加に最も効果が大きいのは、スクワットです。

スクワットは負荷の大きなトレーニングで、ウォーキング20分とスクワット10回は同等の運動量と言われています。(参考:日本成人病予防協会)

スクワットで鍛えられる筋肉はお尻(大臀筋)、太もも裏(ハムストリングス)で、全身の筋肉の中でも大きな部位です。

大殿筋、ハムストリングスを鍛えると筋肉量を効率よく増やすことができ、基礎代謝量UPに効果的です。(参考:クラシエ

大殿筋を鍛えることで、お尻が丸く上向きになるヒップアップ効果も見込めます。

ただしやり方を間違えると、期待する効果を得られなかったり、前もも側に筋肉がつき過ぎてバランスが悪くなってしまいます。

まずは基本のスクワット法を意識して行いましょう。

正しいスクワット法

  1. 足を肩幅より少し広めに、平行に開く
  2. 太ももが床と平行になるまで腰を下げる
  • 屈伸時膝が前に出ないように、お尻を後ろに引き、上半身を前に倒すことでバランスをとりましょう。
  • かかとに体重をのせると、安定します。
  • ゆっくりとした動作で、呼吸を止めずに行いましょう。
ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】
ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】
× 足を開きすぎている
(お尻に効かない)
ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】
× 膝が前に出ている
(尻、太もも裏に効かない)

腕を前に出すことで、バランスを取りやすくなります。

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】
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NEAT(ニート)up

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

NEAT(ニート)とは?
Non Exercise Activity thermogenesisの略で、非運動性熱産生(運動以外の身体活動によるエネルギー消費量)を指します。
仕事|洗濯|掃除|料理|買い物|犬の散歩|ゴミ出し|子供と遊ぶ|子供の世話|通勤|子供の送迎|移動のための歩行|階段昇降|立ち姿勢|座り姿勢|立ち上がり など

激しい運動をせずとも、日常生活の身体活動量を上げれば、高いエネルギー消費量が得られます。

<例>

  • 常に動いている人
    (NEAT活動量 500kcal/日)
  • まったく動かない人
    (NEAT活動量 300kcal/日)

ふたりのエネルギー消費量の差は1年で73,000kcalとなり、10㎏の脂肪量に相当します。

(参考:日本ダイエットコーチング協会)

背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして椅子に座るだけでも、毎日の積み重ねでエネルギー消費量が大きくなります。

これなら
出来そう!

取り入れやすい身体活動を生活に加えよう

ダイエットに運動は必要か?運動のメリットと効果的な身体活動【NEATupでエネルギー消費量up】

脂肪を落とすには、「エネルギー摂取量を減らす」が基本です。

ただし過剰な摂取制限はNGで、必要量摂取量 ≒ 必要量 < 消費量 を心がけましょう。

健康的なダイエットが出来ているかチェックするために、定期的に体組成割合を測定し、骨格筋率・体水分率が上がっていること、少なくとも落ちていないことを確認しましょう。

ダイエットに、骨格筋率・体水分率まで測れる体組成計は必需品です。

おすすめの体組成計

  1. 左右部位別体組成計 インナースキャンデュアル RD-804L
  2. 体組成計 インナースキャンデュアル RD-916L
  3. 体組成計 インナースキャンデュアル RD-917L
RD-804L
RD-916L
RD-917L
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ダイエット効果をしっかりと感じたい場合は、身体活動量を上げてエネルギー消費量を増やしましょう。

運動は、基礎代謝量UP、ストレス緩和、睡眠の質向上といったメリットもあり、ダイエットを多方面から後押ししてくれます。

激しい運動を週1回するより日常生活の身体活動量を増やす方が、毎日の積み重ねによりエネルギー消費量は大きくなります。

運動が苦手な人や多忙な人も、取り入れやすい身体活動を生活に加えてみましょう。

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