ダイエットにおすすめの体組成計 TANITA（タニタ）インナースキャンデュアルRD-916Lレビュー

2022年9月16日2024年9月27日

この記事で解決できる悩み

ダイエットにおすすめのヘルスメーターを探している
タニタインナースキャンデュアルシリーズのおすすめはどれ？
タニタインナースキャンデュアルRD-916L｜RD-917Lの購入を迷っている

ダイエット開始と同時に購入した、TANITAのインナースキャンデュアルRD-916L。使用開始から４か月が経ちました。計測項目やおすすめ機能、使っての感想やダイエット効果などを紹介します。

ダイエットしてスリムになりたい方に、とてもお勧めの機種です。

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体組成計とは？

TANITA（タニタ）インナースキャンデュアル916Lレビュー｜ダイエット効果や917Lとの違いは？

体組成とは、体を構成する組成分のことで、脂肪｜筋肉｜骨｜水分に分類することが出来ます。

これらの各重量や割合を測定できるヘルスメーターを「体組成計」と呼びます。

インナースキャンデュアルRD-916Lの特徴

測定の仕組み

インナースキャンデュアルの体脂肪率は、生体電気インピーダンス法によって測定されます。生体組織の電気の通りにくさを測定する方法で、「脂肪組織はほとんど電気を通さないが、筋肉などの電解質を多く含む組織は電気を通しやすい」という性質を利用して、組織の割合を推定しています。

さらにインナースキャンデュアルは、4C法を組み合わせ、より詳細で信頼性の高い体組成測定を実現しています。タニタはこの高精度測定技術を「TANITA 4C Technology」と名付けています。具体的には、体の体積を量る空気置換法、体水分量を量る重水希釈法、骨量を量るDXA法、体重測定を組み合わせたものです。

詳細で信頼性の高い体組成測定

測定項目

インナースキャンデュアル916Lで測定可能な項目は、次の通りです。

TANITA（タニタ）
インナースキャンデュアルRD-916L

測定項目	測定単位
体重	0～100kgまで100g単位、 100～180kgまで200g単位
BMI	0.1単位
体脂肪率	0.1％単位
内臓脂肪レベル	0.5レベル単位
筋肉量	100kgまで100g単位、 100～180kgまで200g単位
基礎代謝量	1kcal/日単位
体内年齢	１歳単位
体水分率	0.1％単位
推定骨量	100g単位
筋質点数	１点単位
脈拍数	１/min単位

体脂肪計は体重｜BMI｜体脂肪率を量れるのに対し、インナースキャンデュアル916Lはプラスして、内臓脂肪レベル｜筋肉量｜基礎代謝量｜体内年齢｜体水分率｜推定骨量｜筋質点数｜脈拍まで測定可能です。

体水分率まで量れる家庭用体組成計は、有名ブランドではタニタだけでした。（2022.4月時点。）体水分率は、体の状態を知るバロメーターです。

さらに、体重キープの目安エネルギー量が表示されるので、自分がどのくらいの食事量で痩せられるかを把握できます。

体水分率を測定可能
食事の目安量がわかる

機能

インナースキャンデュアル916Lは、スマホアプリと連携させると、Bluetoothでスマホに測定結果が自動転送され、手間なく体組成データを記録、スマホ画面で詳細に確認することができます。

操作は、スマホアプリで１タップ、あとは体組成計に乗るだけ♪とても簡単です。

体組成測定手順

スマホアプリ「HealthPlanet」を開き、「データを入力」をタップ
体組成計が起動、「kg」の表示が出たら体組成計に乗る
結果がスマホアプリに表示されるので、「完了」をタップ

スマホアプリと連携可能、自動で記録
変化が一目でわかる
簡単操作

判定

インナースキャンデュアル916Lは、測定結果をわかりやすく判定してくれるので、現在の状態や目指すべき数値がわかります。

BMI｜体脂肪率｜内臓脂肪レベルを例に、紹介します。

BMI

BMIとは、身長と体重のバランスを表す指標です。BMIは世界中で健康指標として使われています。判定基準は各国により異なり、日本では主に日本肥満学会の基準が採用されています。タニタも同様です。

BMI	判定
18.5未満	低体重
18.5以上～25未満	普通体重
25以上～30未満	肥満（1度）
30以上～35未満	肥満（2度）
35以上～40未満	肥満（3度）
40以上	肥満（4度）

男女共通

体脂肪率

体脂肪率とは、体に占める脂肪の割合です。体脂肪は、活動エネルギー源｜体温を保つ｜外的衝撃から体を守る｜滑らかなボディラインを形作る｜正常なホルモンの働きを保つなどの役割があるので、少なければ良いということではありません。適度な脂肪量を維持しましょう。

タニタの体脂肪率判定は、WHOや日本肥満学会の肥満判定に基づき区分されています。

	18～39歳	40～59歳	60歳～
やせ	～20.9％	～21％	～22％
－標準	21～27.9％	22～28.9％	23～29.9％
＋標準	28～34.9％	29～35.9％	30～36.9％
軽肥満	35～39.9％	36～40.9％	37～41.9％
肥満	40％～	41％～	42％～

女性

内臓脂肪レベル

内臓脂肪とは、腹腔内の内臓の隙間につく脂肪のことです。生活習慣病の原因になると言われています。食事内容や時間を見直し、運動量を増やすことで、皮下脂肪に比べ燃焼しやすい特徴があります。

レベル	判定
9.5以下	標準
10.0～14.5	やや過剰
15.0以上	過剰

男女共通

目指すべき数値がわかる

良いところ

４か月使用して、気に入っているポイントを紹介します。

アプリ連携

やはり、アプリと連携できて自動で記録をつけられる点が、最も気に入っています。手間なく記録をつけられるので、体重測定を日課にしやすいです。

各データは、折れ線グラフで変化を視覚的に確認できます。グラフは目盛り幅が大きく、小さな変化も見つけやすいので、モチベーションの維持に役立っています。

赤いラインは
自分で設定した
目標体重です。

過去データも、詳細まで確認することが出来ます。

測定項目

体水分率｜基礎代謝量｜筋肉量｜食事目安量など測定項目が多い点も、とても気に入っています。

インナースキャンデュアルRD-916Lを使って、今まで自分の体を全然知らなかったことに、気づかされました。

＜例＞

自分の基礎代謝量
自分のエネルギー必要量
黄体期（生理周期）に、便秘になる

デザイン

シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力です。毎朝、収納している洗面台下から取り出すのが、楽しみのひとつとなっています。

体重測定を日課にしやすい
スタイリッシュなデザイン

注意点

インナースキャンデュアルの注意点を紹介します。

筋肉量表示について

インナースキャンデュアルで表示される筋肉量は、骨格筋｜内臓｜体水分のトータルです。骨格筋とは骨格を動かす筋をいい、一般に筋肉と呼ばれているものを指します。インナースキャンデュアルでは、骨格筋量のみを計測することは出来ません。骨格筋のみを計測する体組成計を使い慣れている人は、最初は戸惑うかもしれません。

しかし、すぐに慣れると思います。

測定時間について

測定値は、排尿｜排便の状態、体温、時間帯などの影響を大きく受けます。出来るだけ、同じ時間帯｜同じ条件で測定し、細かい変化にとらわれず、長期的な変化傾向を見ていきましょう。

タニタは、測定値に誤差が生じるおそれがあるとの理由から、起床直後｜飲食後｜入浴後｜運動後の測定をお勧めしていません。しかし私は、日課にしやすいタイミングで量ることを優先し、毎日「朝起きてトイレを済ませた後、水を飲む前に」測定しています。

今後期待するところ

今後期待する点についても紹介します。

脂肪量表示

体脂肪は「率（％）」表示が一般的です。タニタインナースキャンデュアルRD-916Lも、体脂肪は体重に対する割合で表示されます。しかしダイエット中は体重が減っていくので、割合表示だけでは変化を感じにくいことがあります。

体脂肪を「量（kg）」表示に切り替えられると、尚嬉しいなぁと思います。

筋肉率表示

脂肪を落とす時は、同時に筋肉量も必ず減ります。食事のエネルギーで足りない場合、脂肪より先に筋肉内のグリコーゲンが使われる為、筋肉量の減少は避けられません。よって、ダイエット時に「あぁ、筋肉量が減っている」と嘆く必要はありません。筋肉の「割合（％）」が維持、もしくは増えていれば、そのダイエットは正しい方向に進んでいると判断できます。

タニタインナースキャンデュアル916Lの表示も、一般的な体組成計と同様に「量（kg）」です。筋肉の表示も、量（kg）と割合（％）を切り替えられたら、最高だなと思います。

ダイエット効果が高い

ダイエット効果はとても高いと感じます。

自分の体を理解することが、ダイエットのスタートです。タニタインナースキャンデュアルRD-916Lであれば、自分が行っているダイエットが正しい方向に進んでいるか否かがわかります。体のわずかな変化に気づくことが出来ます。自分の体に詳しくなります。体の変化を楽しむことができます。

体組成計なしに闇雲にダイエットを行うことは遠回り、場合によっては目標にたどり着けない可能性があります。