体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

記事監修者 あみこ
◆ エステティシャン。日本ダイエットコーチング協会認定コーチ。健康管理士。
◆ リバウンドしない健康美ダイエット法を発信します♪ 一緒にキレイbodyになりましょう♬

この記事でわかること

  • 体脂肪率が変動する理由
  • 体組成の正しい測り方
  • 体組成をより正確に量る方法

体脂肪率が
日によって違う…
どれが正しいの?

一般的な家庭用ヘルスメーターは、自宅で手軽に体組成を計測できるメリットがある反面、測定時刻|肌状態|測定タイミングなどの違いに大きく影響を受けます。

体脂肪率をより正確に測れるタイミングは、起床後|食後|入浴後 以外の時間帯です。

そして、体の変化を観測するためには、毎日同じ時間帯|同じ条件で測定することが、大切です。

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目次

インピーダンス法とは?

体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

一般的な家庭用ヘルスメーターは、「インピーダンス法」によって体組成を測定します。

インピーダンス法とは身体構成を予測する方法の一種で、生体組織の電気の通りにくさを測定します。

脂肪組織は水分を多く含まず電気を通しにくいが、筋肉や血管などの電解質を多く含む組織は水分を多く含むため電気を通しやすい」という性質を利用して、組織の割合を推定しています。

体脂肪率の変動要因

インピーダンス法は、自宅で毎日計測できるメリットがある反面、測定値は体内水分の変化や体温などに大きく影響されます。生活パターンの違いや体質の違いにより、電気抵抗が変動するためです。

体脂肪率の主な変動要因を紹介します。

体脂肪率の変動要因

  • 測定時刻による変動
  • 肌状態による変動
  • 測定タイミングによる変動

測定時刻による変動

体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

夕方や夜は、体水分が足元に溜まります。

足裏から微弱電流を流す一般的な家庭用のヘルスメーターは、下半身の水分量から全身状態を予測します。

その為、脚のむくみが強くなる夕方や夜は体脂肪率が実際より低めに測定されます。電気が通りやすい=水分が多い=脂肪が少ない(筋肉が多い)と判断されるからです。

肌状態による変動

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電極に触れる肌が乾燥していると、電気が流れにくい=水分量が少ない=脂肪が多い(筋肉が少ない)と判断され、体脂肪率が実際より高めに測定されます。

測定タイミングによる変動

体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

食事をすると、食べ物を消化吸収するためにエネルギーが使われ、体温が上がります。体温が上昇すると、電気伝導度が上がり、体脂肪率は過小評価されます。

つまり、食後は体脂肪率が実際より低めに測定される傾向にあります。

また、入浴後は肌表面の水分量が多く体温も上がることから、電気が流れやすくなり、体脂肪率が実際より低めに測定されます。

おすすめの測定時間

ヘルスメーターブランド「タニタ」では、次の時間帯に体重測定することをおすすめしています。

おすすめの測定時間

  • 起床・朝食の2時間後~昼食前
  • 昼食の2時間後~夕食前
  • 夕食・入浴の2時間後~就寝前
体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方
出典:タニタ

おすすめの時間に量れば正確な測定が可能です。しかし、毎日食事の2時間後に体重測定をするのは時間管理が難しく、日によって計測時刻が変わると結果が変動する習慣化しにくいという難点があります。

体の変化を観測するためには、毎日同じ時間帯|同じ条件で測定することが、より重要です。また、毎日決まった時間帯に計測することは、習慣化にも繋がります。

自分が体重測定を行いやすいタイミングを見つけて、毎日の体重測定をルーティンの一部にしましょう

<例>

  • 朝起きて排尿を済ませた後、寝間着のままで
  • 夜、入浴の為に衣服を脱いだタイミングで

日によって1.5%くらいの前後がありながらも、長期的に見て右肩下がりになっていることを確認できれば、あなたのダイエットは順調です♪

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より正確に量りたい人は

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四肢で測定する体組成計

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出典:タニタ

両手両足に電極を当てるタイプの体組成計は、下半身のむくみによる影響を受けにくく、測定時刻に左右されづらい特徴があります。

毎日決まった時間に計測することが難しい人におすすめです。

四肢で量る体組成計のメリット

  • 測定時刻に左右されづらい
  • 毎日自宅で測定できる

四肢で量る体組成計のデメリット

  • 値段が高め

DXA(デクサ)法

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DXA法とは、骨密度を量る為に開発されたX線装置による測定方法です。2種類の異なるX線を照射し、それぞれのエネルギー吸収率によって、各部位の組成を測定します。

体水分分布状態を利用するインピーダンス法よりも正確な測定が可能と言われています。

基本的に骨粗鬆症などの症状をチェックする装置ですが、全国には、このX線装置を用いて体組成を量ってくれるクリニックがあります。

乾燥肌などにより、家庭用の体組成計では実際の体脂肪率とかなり誤差が出ているのではないかと感じる人や、いまの自分の体をより深く理解したい場合におすすめです。

DXA法のメリット

  • インピーダンス法より正確に体脂肪量の測定が可能

DXA法のデメリット

  • 毎日計測できない

長期的な変化傾向を見よう

体脂肪率が朝と夜で変わる!? 体組成の正しい測り方

多少の誤差はありますが、インピーダンス法による体組成計は、毎日家で手軽に測定できるので便利で画期的です。

体脂肪率に限らず、体組成は細かな変化にとらわれずに、長期的な変化傾向を見ることが大切です。

日による変動と実際の体の変化を見極める為にも、毎日の体重測定を習慣化しましょう

当ブログ “well body” では、習慣改善のコツやダイエットの手順、理想の食事量|バランスについて、発信しています。

ダイエットは、少しの見直しで自分の体がどんどん健康できれいになっていく楽しい作業です。正しい情報を手に入れて、遠回りすることなく、望むボディラインを手に入れましょう。

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