この記事で解決できる悩み
- ダイエットにタンパク質が欠かせないのはなぜ?
- なにをどのくらい食べたらいいの?
スリムボディを目指すなら
タンパク質を摂りましょう💖
タンパク質は、炭水化物や脂質と同じくエネルギー産生栄養素のひとつです。
タンパク質を上手に取り入れれば、ダイエットの強い味方になり得ます。
タンパク質がダイエットに良い理由
- 食事誘発性熱産生が高い
- 筋肉を作り基礎代謝をアップさせる
ダイエットにメリットの多い栄養素ですが、タンパク質だけ摂れば良いわけではありません。
タンパク質は、総エネルギーの20%を目標に摂りましょう。
タンパク質摂取量の例
エネルギー 摂取量 例 | うちタンパク質 (総エネルギーの20%) | タンパク質量 (タンパク質1g =4kcal) |
---|---|---|
1,600kcal | 320kcal | 80g |
1,700kcal | 340kcal | 85g |
1,800kcal | 360kcal | 90g |
例えばエネルギー摂取量を1,700kcalに抑える場合、そのうち340kcalをタンパク質から摂りましょう。
理由を解説します💖
この記事の内容
- タンパク質がダイエットに欠かせない理由
- タンパク質摂取量の目安
体重増減の仕組み
体重増減の要因は、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスです。
摂取エネルギー>消費エネルギーの場合、余ったエネルギーが体に蓄積されます。
摂取エネルギー<消費エネルギーの場合、筋肉や脂肪に蓄積しておいたエネルギーで不足分を補います。
エネルギーバランスと体重の関係
- 摂取量 = 消費量 のとき、体重維持
- 摂取量 > 消費量 のとき、体重増加
- 摂取量 < 消費量 のとき、体重減少
(参考:厚生労働省)
ダイエットは摂取エネルギー<消費エネルギーにすれば良いわけですが、エネルギー摂取量(食事量)を減らし過ぎると、体は食べられない状況を飢餓と認識し生き残るために脂肪を蓄えようとするので、過剰な摂取制限はダイエットに逆効果です。
食事制限量は、現在の体重をキープするためのエネルギー必要量に対し70~80%程度に留め、消費エネルギーを増やして、脂肪を落としましょう。
<例>
エネルギー必要量が1,900kcalなら、ダイエット中の摂取量を1,600~1,700kcal程度にコントロールする。
ダイエットは
自分のエネルギー必要量を
知ることから始めましょう🎶
消費エネルギーを増やすタンパク質
消費エネルギーを増やすには
どうしたらいいの?
エネルギーの使い道は、次の通りです。
エネルギーの消費先は、基礎代謝|身体活動|食事誘発性熱産生 です。
つまり、消費エネルギーを増やすには、次の3通りの方法があります。
エネルギー消費量を増やす方法
- 基礎代謝量を増やす
- 身体活動量を増やす
- 食事誘発性熱産生量を増やす
食事誘発性熱産生とは、食物を消化吸収する際に使われるエネルギーのことで、そのエネルギー消費量は栄養素によって異なります。
各栄養素の食事誘発性熱産生量
栄養素 | 摂取量に対する 消費エネルギーの割合 |
---|---|
炭水化物 | 約6% |
脂質 | 約4% |
タンパク質 | 約30% |
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
タンパク質の食事誘発性熱産生量は、約30%です。
タンパク質の消化吸収には
炭水化物の5倍、脂質の7倍もの
エネルギーを使うのね!
例えばタンパク質を340kcal摂取した場合、消化吸収するために102kcalのエネルギーを必要とします。
タンパク質は炭水化物と同じエネルギー密度ですが、体内で栄養に変えるために多くのエネルギーを使うので、エネルギーが余りづらいと言えます。
エネルギーの密度
- 炭水化物 1g=4kcal
- 脂質 1g=9kcal
- タンパク質 1g=4kcal
つまり
タンパク質は
太りづらいのね!
また、タンパク質を摂って身体活動をプラスすれば筋肉が育ち、基礎代謝量がアップ、消費エネルギーがさらに増えます。
タンパク質×運動で
- 食事誘発性熱産生量が増える
- 身体活動量が増える
- 基礎代謝量が増える
ダイエット中のタンパク質摂取量
ということは…
食事を全てタンパク質にすれば
ダイエット効率が良いわね!
タンパク質を摂り過ぎると、尿とともに体外に排出されます。そのため、摂り過ぎが続くと尿を作っている腎臓に負担をかける可能性が考えられます。(参考:日本成人病予防協会)
炭水化物や脂質にもそれぞれに役割があり、体に必要な栄養素です。特定の栄養素だけを摂ったり断ったりすると、体を壊してしまいます。バランスよく食べることが大切です。
エネルギー産生栄養素とその役割
栄養素 | 役割 |
---|---|
炭水化物 | ・最も重要なエネルギー源 ・脳のエネルギーになる唯一の栄養素 |
脂質 | ・体内に37兆個あるとされる細胞の膜を構成 ・脂溶性ビタミンの吸収をサポート |
タンパク質 | ・体をつくる最も重要な構成成分 (皮膚|筋肉|臓器|血液|毛髪|爪|骨など) ・ホルモン|酵素|神経伝達物質|免疫物質|抗体などの原料 |
理想の栄養バランスは次の通りです。
タンパク質はダイエットに効果の高い栄養素です。
ダイエット中は、PFCバランス上限の20%を目標に摂りましょう。
エネルギー 摂取量 例 | うちタンパク質 (総エネルギー の15~20%) | タンパク質量 (タンパク質1g =4kcal) |
---|---|---|
1,600kcal | 240~320kcal | 60~80g |
1,700kcal | 255~340kcal | 64~85g |
1,800kcal | 270~360kcal | 68~90g |
タンパク質を、PFCバランス上限の20%を目標に摂る。
代表的な食品のタンパク質含有量
タンパク質80~90gって
具体的に何をどのくらい
食べたらいいかしら?
良質タンパク質と呼ばれる食材は、肉や魚、卵や乳製品などです。
野菜ではブロッコリーや枝豆(大豆)が、タンパク質量が豊富なことで有名です。
タンパク質を多く含む代表的な食品の含有量は、次の通りです。
食品 | 食事量 | タンパク質 含有量 |
---|---|---|
ヨーグルト (雪印メグミルク) | 1個 (70g) | 12.5g |
チーズ (雪印メグミルク) | 1ピース (12g) | 2.5g |
豆乳 (キッコーマン) | 1パック (200ml) | 8.3g |
納豆 (タカラフーズ) | 1パック (50g) | 7.8g |
豆腐 (トップバリュ) | 1パック (150g) | 7.2g |
ゆで卵 (セブンイレブン) | 1個 | 5.8g |
サラダチキン (セブンイレブン) | 1パック | 24.1g |
ライトツナ缶ノンオイル (いなば食品) | 1缶 (70g) | 12.5g |
鮭 (セブンイレブン) | 1切れ (80g) | 14.8g |
(参考)米 (サトウ食品) | 1パック (150g) | 2.9g |
(参考)食パン (山崎製パン) | 1枚 (6枚スライス) | 5.9g |
良質タンパク質と呼ばれる代表的な食品を並べましたが、日々の食事のエネルギー量|栄養バランス|タンパク質量を管理するのは至難の業ですし、きっと疲れ果ててしまいます。
タンパク質量を緻密に計算するより、一汁三菜の食事を心がけましょう。
一汁三菜の献立
- 主食
ごはんやパン、麺がメインの料理 - 主菜
魚介や肉、卵、大豆がメインの料理 - 副菜(2品)
野菜や海藻、きのこがメインの料理 - 汁物
水分や不足しがちな栄養素を補う料理
一汁三菜の食事を意識すれば、自然とエネルギー量|栄養バランスが整い、1日に必要なタンパク質を十分摂取できるでしょう。
食事でタンパク質が足りていないなと感じた時は、間食にゆで卵やチーズを食べることも有効です。
また、ダイエットを確実に成功させたい人や日々多忙な方には、エネルギー量、栄養バランスが調整されたタンパク質豊富な宅配弁当の活用をおすすめします。
高タンパク宅配弁当を利用するメリット
- 買い出し・調理の手間がかからない
- カロリーや栄養バランスを気にかける必要がない
- スリムなボディラインのために、どんな食事が好ましいかを学べる
- 帰宅後すぐに食べられる
タンパク質がダイエットの鍵
スリムボディにタンパク質は不可欠です。
タンパク質がダイエットに良い理由
- 食事誘発性熱産生が高い
- 筋肉を作り基礎代謝をアップさせる
ダイエット中のタンパク質は、自分のエネルギー必要量を知り、ダイエット中の目標摂取量を設定した上で、PFCバランス上限の20%を目標に摂りましょう。
タンパク質摂取量の例
エネルギー 摂取量 例 | うちタンパク質 (総エネルギー の15~20%) | タンパク質量 (タンパク質1g =4kcal) |
---|---|---|
1,600kcal | 240~320kcal | 60~80g |
1,700kcal | 255~340kcal | 64~85g |
1,800kcal | 270~360kcal | 68~90g |
ダイエットは食が8割、筋肉は食が9割と言われます。
タンパク質×運動で、理想の体を手に入れましょう。
一緒に
キレイbodyを
目指しましょう💖
コメント