この記事で解決できる悩み
- ダイエットに運動は必要?
- ダイエットの効果を感じたい
- 運動が苦手
- 効果的な運動をダイエットに取り入れたい
ダイエットに
運動も取り入れるべきかしら?
運動
苦手なのよね…
ダイエットは食が8割と言われます。
では、ダイエットに運動は全く必要ないと考えてよいのでしょうか?
この記事では、
- 運動がダイエットに有効である理由
- 運動のメリット
- 効果的な身体活動
についてお話します。
せっかくダイエットをするのなら効果を実感できて、ダイエット後もリバウンドしない体を作りたいですよね。
身体活動量を増やすことはダイエットに拍車をかけ、リバウンドしづらい体を作ります。
激しい運動は
必要ありません🎶
運動が苦手な人にも多忙な人にも、継続が可能で効率的な身体活動を紹介します。
あなたのダイエットを
応援します💖
極端な摂取制限はNG
人が太ったり痩せたりする要因は、エネルギー摂取量と消費量のバランスです。
食べたエネルギーが使ったエネルギーより少ないとき、体重(脂肪量)は減少します。
エネルギーバランスと体重の関係
- 摂取量 = 消費量 のとき、体重維持
- 摂取量 > 消費量 のとき、体重増加
- 摂取量 < 消費量 のとき、体重減少
(参考:厚生労働省)
摂取量 < 消費量にする方法は、次のいずれかです。
“ 摂取量 < 消費量 ” にする方法
- エネルギー摂取量を減らす
- エネルギー消費量を増やす
そして「ダイエットは食の管理が8割」と言われるように、脂肪を落としたい場合真っ先に行うべきは、「摂取量を減らす」です。
しかし、極端な摂取制限にはデメリットがあります。
極端なエネルギー摂取制限のデメリット
- 健康を害す
- リバウンドを引き起こす
- 脂肪を溜め込みやすくなる
健康を害す
私たちの体は食べたものから栄養を得ています。
栄養が入ってこないと、体は様々な不調をきたします。
- 食物繊維不足による便秘
- カルシウムやビタミンD不足による骨粗鬆症
- 鉄分不足による貧血
- 月経異常
(参考:日本成人病予防協会)
リバウンドを引き起こす
極端な摂取制限は、長く続きません。
極端な摂取制限が一時的である場合、食生活を元に戻した時には必ずリバウンドを引き起こします。
脂肪を溜め込みやすくなる
さらに、体は極端な摂取制限を飢餓と勘違いし、生き残るために脂肪を蓄えようとします。
ダイエットをしたのにダイエット前より体脂肪が増えてしまうケースは、体が飢餓に備えようと働くためです。
極端な摂取制限をすると、少ないエネルギー量でも太る体が出来上がってしまいます。
空腹に耐えた結果
太りやすくなるなんて
辛すぎるわ…!
よって、脂肪を落としたい場合であっても、基準(必要量)に近い摂取量を維持する必要があります。
脂肪を落とすエネルギーバランス
エネルギー摂取量 ≒ 必要量 < 消費量
女性の推定エネルギー必要量(kcal/日)
活動量 | 低い | 普通 | 高い |
---|---|---|---|
18~29歳 | 1,700 | 2,000 | 2,300 |
30~49歳 | 1,750 | 2,050 | 2,350 |
50~64歳 | 1,650 | 1,950 | 2,250 |
65~74歳 | 1,550 | 1,850 | 2,100 |
活動量レベル
低い | 一日のうち、座っていることがほとんどの人 |
普通 | 座り仕事が中心だが、軽い運動や散歩などをする人 |
高い | 立ち仕事や移動が多い仕事、または活発な運動習慣を持っている人 |
活動量が普通レベルである女性の1日の必要エネルギーは、およそ2,000kcalです。(個人差があります。)
ダイエット中でも、1,700~1,800kcal程度のエネルギーを摂るように心掛けましょう。
運動は有効
エネルギー摂取量が1,700~1,800kcalに対し消費量が2,000kcalである場合、摂取量と消費量との差がわずかな為、脂肪を落とすには時間がかかります。
速すぎる脂肪減少はリバウンドのもとですが、変化がまったく感じられないのも挫折に繋がります。目に見える結果も欲しいですよね。
そこで次なる手が
「エネルギー消費量を増やす」
です💖
エネルギー消費量を増やすと、摂取量と消費量の差が大きくなり、ダイエットの効果を実感しやすくなります。
エネルギーの使い道は、基礎代謝、身体活動、食事誘発性熱産生の3つに分けられます。
このうち自分の意志ですぐに増やせるのは、身体活動量です。
ダイエット効果をはやく確実に得たい場合に、身体活動(運動)は有効な手段です。
運動のメリット
運動のメリットは、ダイエット効果の他にも複数あります。
運動のメリット
- ダイエット効果
- 基礎代謝量UP
- ストレス緩和
- 睡眠の質向上
どれも、回り回ってダイエットに良い影響があります。
ダイエット効果
運動によってエネルギー摂取量と消費量の差が大きくなると、ダイエットの効果を感じやすくなります。
ただし、脂肪量の減るスピードが速すぎると、体が変化についていけません。
- 筋肉量の大幅な低下
- 免疫力の低下
- リバウンドの可能性
定期的に体組成を測り、骨格筋率・体水分率が増えていることを確認しながら、ダイエットを進めましょう。
基礎代謝量UP
私たちが安静にしている時も、臓器や組織は常に動き続け、エネルギーを使っています。
成人女性の一般的な基礎代謝量は1,100~1,200kcal程度で、内訳は以下の通りです。
筋肉も体温維持などの働きを担っていて、エネルギーを使っています。
臓器の活動量を私たちがコントロールすることは出来ませんが、筋肉量は自分の意志で増やすことが可能です。
運動により筋肉量が増えると基礎代謝量がUPし、エネルギー消費量が増加します。
筋肉量を増やすと
痩せやすい体、太りづらい体
になれるのね!!
ストレス緩和
適度な運動はストレスを発散させます。
私たちはストレスを感じると、素早くエネルギーに変わる甘いものを欲しくなります。
運動でストレスを緩和させると甘いものが要らなくなるので、ダイエットに追い風が吹きます。
睡眠の質向上
日中適度に体を動かすことで、夜深い眠りにつくことが出来ます。
睡眠の質が上がると、自律神経が整い、肥満を防ぎます。
また、ぐっすり休むことで翌日は心身ともに活力に溢れ、また元気に体を動かそうという気持ちになります。
効果的な身体活動
ダイエットのための運動は、多くのエネルギー消費量を確保できるのであれば、種目を問いません。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
生活に取り入れやすい身体活動を3つ紹介します。
取り入れやすい身体活動
- ウォーキング(早歩き)
- 筋トレ(スクワット)
- NEAT-up
ウォーキング(早歩き)
筋トレよりも有酸素性運動を中心に行った方が、エネルギー消費量を確保できます。
効率の面から考えると、中強度運動を比較的長めに行う方法が理想的です。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
ウォーキング(早歩き)は中強度の有酸素運動です。
特定の運動習慣を持たない人は、まずはウォーキング(早歩き)を取り入れてみましょう。
しかし、多忙な中ウォーキングに毎日時間を割くことはハードルが高いですよね。
ウォーキングの為にまとまった時間を確保するのが難しい場合、一日全体を通してこまめにウォーキング(早歩き)を行うよう意識すると、継続が簡単になります。
<例>
- 駅まで歩く
- 駅から歩く
- 一駅分歩く
- 階段を使う
体を動かして20分以降に脂肪が燃焼し始めると言われることがありますが、1日に30分の運動を1回行っても10分の運動を3回行っても、両者の減量効果に差のないことが、これまでの研究結果で明らかになっています。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット)
筋トレ(スクワット)
筋肉量の増加に最も効果が大きいのは、スクワットです。
スクワットは負荷の大きなトレーニングで、ウォーキング20分とスクワット10回は同等の運動量と言われています。(参考:日本成人病予防協会)
スクワットで鍛えられる筋肉はお尻(大臀筋)、太もも裏(ハムストリングス)で、全身の筋肉の中でも大きな部位です。
大殿筋、ハムストリングスを鍛えると筋肉量を効率よく増やすことができ、基礎代謝量UPに効果的です。(参考:クラシエ)
大殿筋を鍛えることで、お尻が丸く上向きになるヒップアップ効果も見込めます。
ただしやり方を間違えると、期待する効果を得られなかったり、前もも側に筋肉がつき過ぎてバランスが悪くなってしまいます。
まずは基本のスクワット法を意識して行いましょう。
正しいスクワット法
- 足を肩幅より少し広めに、平行に開く
- 太ももが床と平行になるまで腰を下げる
- 屈伸時膝が前に出ないように、お尻を後ろに引き、上半身を前に倒すことでバランスをとりましょう。
- かかとに体重をのせると、安定します。
- ゆっくりとした動作で、呼吸を止めずに行いましょう。
(お尻に効かない)
(尻、太もも裏に効かない)
腕を前に出すことで、バランスを取りやすくなります。
NEAT(ニート)up
激しい運動をせずとも、日常生活の身体活動量を上げれば、高いエネルギー消費量が得られます。
<例>
- 常に動いている人
(NEAT活動量 500kcal/日) - まったく動かない人
(NEAT活動量 300kcal/日)
ふたりのエネルギー消費量の差は1年で73,000kcalとなり、10㎏の脂肪量に相当します。
(参考:日本ダイエットコーチング協会)
背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして椅子に座るだけでも、毎日の積み重ねでエネルギー消費量が大きくなります。
これなら
出来そう!
取り入れやすい身体活動を生活に加えよう
脂肪を落とすには、「エネルギー摂取量を減らす」が基本です。
ただし過剰な摂取制限はNGで、必要量摂取量 ≒ 必要量 < 消費量 を心がけましょう。
健康的なダイエットが出来ているかチェックするために、定期的に体組成割合を測定し、骨格筋率・体水分率が上がっていること、少なくとも落ちていないことを確認しましょう。
ダイエットに、骨格筋率・体水分率まで測れる体組成計は必需品です。
おすすめの体組成計
- 左右部位別体組成計 インナースキャンデュアル RD-804L
- 体組成計 インナースキャンデュアル RD-916L
- 体組成計 インナースキャンデュアル RD-917L
ダイエット効果をしっかりと感じたい場合は、身体活動量を上げてエネルギー消費量を増やしましょう。
運動は、基礎代謝量UP、ストレス緩和、睡眠の質向上といったメリットもあり、ダイエットを多方面から後押ししてくれます。
激しい運動を週1回するより日常生活の身体活動量を増やす方が、毎日の積み重ねによりエネルギー消費量は大きくなります。
運動が苦手な人や多忙な人も、取り入れやすい身体活動を生活に加えてみましょう。
あなたのダイエットを
応援します💖
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