【マック好きに読んでほしい】ダイエットNG食“ハンバーガーとフライドポテト”は本当に太るのか?

【マック好きに読んでほしい】ダイエットNG食“ハンバーガーとフライドポテト”は本当に太るのか?

記事監修者 あみこ
◆ エステティシャン。日本ダイエットコーチング協会認定コーチ。健康管理士。
◆ リバウンドしない健康美ダイエット法を発信します♪ 一緒にキレイbodyになりましょう♬

私は物申したい。世の大半を占めるダイエットノウハウに。ダイエットの話題になると必ずと言って良いほど、“ハンバーガーとフライドポテト”が、ダイエットNG食の代表格としてやり玉にあがる

ハンバーガーとフライドポテトは、本当にそんなに悪い食べ物なのか?ハンバーガーとフライドポテトをダイエットのNG食と言っておけば「大概それっぽくなる」程度の理由で、ハンバーガーとフライドポテトを悪者にしていないだろうか?

私はハンバーガーが大好きだ特に照り焼きバーガーは絶品だ。甘じょっぱいタレとマイルドなマヨネーズ、肉とパン、組み合わせが最高だ。相対性理論に匹敵するレベルの発明だと思っている。地球最後の日、最後の晩餐には必ず「照り焼きバーガー」を食べたい。

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しかし、照り焼きバーガーはハンバーガーの中でも特に悪く言われがちだ。タレに砂糖やみりんが含まれ、油たっぷりのマヨネーズまでかかっているからだ。だからこそ美味しいのに、とにかく悪口を言われやすい。

さらに矛先はフライドポテトにも向けられる。王道のダイエット本やブログのほとんどが、「サイドメニューにはサラダを選ぼう」と言っている。目を、耳を、疑わずにいられない。ハンバーガーはフライドポテトとセットで食べるから美味しいのだ。サイドメニューにフライドポテトを選べないのなら、ハンバーガーを食べる意味はない。ポテトは脇役ではない。ハンバーガーとフライドポテトはダブル主演なのだ。大人気刑事ドラマ「相棒」は、水谷豊さんに負けないくらい個性たっぷりの相棒がいるからこそ、面白いのだ。

【マック好きに読んでほしい】ダイエットNG食“ハンバーガーとフライドポテト”は本当に太るのか?

本当にハンバーガーとフライドポテトはダイエットの敵なのか?ハンバーガーを楽しみながら、ダイエットを成功させることは不可能なのか?

結論:ハンバーガーを食べても、サイドメニューにフライドポテトを選んでも、ダイエットは可能だ

今回は、その理由と方法をお話したい。

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目次

てりやきマックバーガーのエネルギー量と栄養素量

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私は照り焼きバーガーが大好きだ。違う味なら、別にハンバーガーを食べなくていい。だから、今回はマクドナルドのてりやきマックバーガーセットを例に、エネルギー量と栄養素を見てみよう

マクドナルドの公式サイトから、各セットの栄養バランスを確認できるので、気になる人は好みのメニューをチェックしてみてほしい。

てりやきマックバーガーとマックフライポテト®(M)の栄養バランス

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まずはエネルギー量だ。エネルギー量は、照り焼きハンバーガーだけで、ほぼ500kcalフライドポテトをプラスすると、1食で900kcalものエネルギーを摂取することになる。

マクドナルドの指標では、成人女性の1日のエネルギー必要量を2,050kcalとしている。しかし私個人で言えばエネルギー必要量は1,900kcal弱であり、現在はダイエット中なので1日のエネルギー摂取量を1,600kcal程度に抑えるように心掛けている。つまり、てりやきマックバーガーセットを食べると、1日に摂取できるエネルギー枠(1,600kcal)の半分以上をこの1食で使ってしまうことになる。

次に脂質だ。1日に摂るべき脂質量56.9gに対し、てりやきマックバーガーセットの脂質量は50gてりやきマックバーガーセットは、1食で1日に摂れる脂質量枠を使い果たす

体重増減の要因

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ここで一旦、体重増減の要因について紹介したい。細かなことを抜きにすると、大きな要因は3つある。

体重増減の要因

  • 1日のエネルギー出納バランス
  • インスリンの過剰分泌
  • PFCバランス

1日のエネルギー出納バランス

最も大きな原因は、1日のエネルギー出納バランスだ。

1日の食べたエネルギー量と使ったエネルギー量のバランスが「摂取量<消費量」の時、体重が落ちる。筋肉や脂肪をエネルギーに変えるからだ。

エネルギーバランスと体重の関係

  • 摂取量 = 消費量のとき、体重維持
  • 摂取量 > 消費量のとき、体重増加
  • 摂取量 < 消費量のとき、体重減少

(参考:厚生労働省

但し、過剰な摂取制限はやめた方がいい。体を壊す。それにリバウンドが起きやすい。食べる量は、自分のエネルギー必要量の80%程度に抑えて、時間をかけて脂肪を落とすのが理想だ。

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インスリンの過剰分泌

もう一つの大きな要因は、血糖値の急上昇に伴うインスリンの過剰分泌だ。

炭水化物の一種である糖質を食べると、体内で分解されブドウ糖となり血中に流れ込む。そしてブドウ糖は活動エネルギーとして使われる

では、大量の糖質を一気に食べるとどうなるだろうか?血中のブドウ糖の濃度が急上昇し、インスリンと呼ばれるホルモンが大量に分泌される。インスリンには血中のブドウ糖の濃度を下げる働きがあり、エネルギーとして利用しきれなかったブドウ糖を筋肉や肝臓に貯蔵し、それでも余った余剰ブドウ糖を脂肪に変える

インスリンは別名「肥満ホルモン」と呼ばれる。

血糖値と脂肪の関係

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  • ブドウ糖が大量発生 → ブドウ糖が余る → 脂肪として蓄えられる
  • ブドウ糖が必要分だけ発生 → ブドウ糖が余らない → 脂肪がつかない

では、糖質を完全に断てばいいのではないか?それが、そう単純にはいかない。次にPFCバランスについて紹介しよう。

PFCバランス

エネルギーに成り得るのは、炭水化物|脂質|タンパク質。これらはエネルギーになるだけでなく、それぞれに役割がある。

エネルギー産生栄養素とその役割

栄養素役割
炭水化物最も重要なエネルギー源
・脳のエネルギーになる唯一の栄養素
脂質体内に37兆個あるとされる細胞の膜を構成
・脂溶性ビタミンの吸収をサポート
タンパク質体をつくる最も重要な構成成分
(皮膚|筋肉|臓器|血液|毛髪|爪|骨など)
ホルモン|酵素|神経伝達物質|免疫物質|抗体などの原料

炭水化物|脂質|タンパク質 をバランスよく摂ると、体のパフォーマンスが上がる。その理想の摂取比率が、「PFCバランス」だ。

理想のエネルギー産生栄養素バランス
通称 “PFCバランス”

(参考:厚生労働省

目標エネルギー摂取量別に各栄養素をグラムに表すと、下記のようになる。

目標
エネルギー
摂取量
炭水化物
50~65%
脂質
20~30%
タンパク質
15~20%
1500kcal187~244g33~50g56~75g
1600kcal200~260g36~54g60~80g
1700kcal212~276g37~57g63~85g
1800kcal225~292g40~60g67~90g
(炭水化物1g=4kcal脂質1g=9kcalタンパク質1g=4kcal)

緻密なカロリー計算をする必要はない。ざっくりと自分の必要量を把握しておこう。

ハンバーガーを食べながらダイエットは可能

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話をハンバーガーに戻そう。ダイエットとハンバーガーを両立させることは、果たして可能か?

結論から述べると、可能だ。

前述の通り、私は1日のエネルギー摂取量1,600kcalを目標としている。てりやきマックバーガーセットを食べた日の、ほか2食で食べられる量は、以下のようになる。

(摂取比率の目標値は、炭水化物50%|脂質30%|タンパク質20%と割り振った。)

1日の目標エネルギー量と栄養バランス

目標
エネルギー量
炭水化物
50%
脂質
30%
タンパク質
20%
1600kcal200g54g80g

てりやきマックバーガーセットのエネルギー量と栄養バランス

エネルギー量炭水化物脂質タンパク質
882kcal87.9g50.0g20.7g

ほか2食で食べられる量

エネルギー量炭水化物脂質タンパク質
718kcal112g4g59g

まず、エネルギー量について。ほか2食で食べられるエネルギー量は718kcal朝食のメニューを、ブラックコーヒー|バターロール1個|サラダ にし、エネルギー量を200kcalに抑えれば、残り1食に割り当てられるエネルギー量は500kcalだ。500kcalは、ヘルシーな一汁三菜の食事をしっかり食べられる量だ。

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次に、インスリンの過剰分泌について。インスリンの過剰分泌は、糖質の一品食べ(おにぎりやパンだけ など)や早食いなどで起こりやすい。てりやきマックバーガーセットの糖質が90gと多いことから、食べる際はゆっくりよく噛んで味わって食べることを心掛けよう。(白米茶碗一杯分の糖質量は約50g)また、夜は血糖値が上昇しやすい時間帯なので、ハンバーガーセットを食べるのは、ランチがお勧めだ。食後は血糖が脂肪に変わる前にエネルギーとして消費するために、階段を使うなどして積極的に身体を動かそう

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最後にPFCバランスについて。ハンバーガーセット1食で脂質量が1日の上限に達するので、朝食のサラダにかけるドレッシングはノンオイルが望ましい。残りの1食は食物繊維を多めに、油|砂糖・みりんを使わないヘルシーな調理法、味つけにしよう。ご飯は少なめにタンパク質は脂肪の少ない皮なし鶏肉や白身魚、納豆や豆腐、ゆで卵などで摂ろう。蒸し鶏、焼き魚、お浸し、味噌汁などだ。寒い時期なら鍋もいい。0kcalの自然派甘味料“ラカント”を使えば、選択肢はもっと増える。

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ハンバーガーとフライドポテトを食べる日は、朝食から調整が必要だ。しかし、ハンバーガーとフライドポテトには、調整するだけの価値がある。そして調整した(あかつき)には、サイドメニューをフライドポテトにする権利を獲得できる。そしてハンバーガーとフライドポテトが、日々を楽しいものにし、新たな頑張る活力を与えてくれるのだ。

ハンバーガーを食べても、サイドメニューにフライドポテトを選んでも、ダイエットは可能だ

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