この記事で解決できる悩み
- 基礎代謝を上げたい
- 痩せたい
- 太りにくくなりたい
ミトコンドリア
ってなぁに?
ダイエットと
関係あるの?
ミトコンドリアとは、細胞の中にあるエネルギー生産工場です。ミトコンドリアは、年齢や生活習慣によって数やエネルギー生産量が変わり、体型に深く関係しています。
ミトコンドリアをしっかり働かせて、健康的で美しいボディラインを手に入れましょう。
この記事の内容
- ミトコンドリアとは?
- ミトコンドリアの役割
- ミトコンドリアの減少が起こす不調
- ミトコンドリアを活性化させる方法
一緒に
キレイbodyを
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ミトコンドリアはエネルギー生産工場
人間の体は、37兆個もの膨大な数の細胞からできています。このすべての細胞の中にミトコンドリアが存在し、酸素を燃料にエネルギー産生栄養素(炭水化物|脂質|タンパク質)を分解し、細胞の活動に必要なエネルギー“ATP(アデノシン3リン酸)”を生み出しています。ミトコンドリアは細胞のエネルギー生産工場です。
息を止め続けると死んでしまうのは、ミトコンドリアに酸素が届かず、身体を動かすためのエネルギーが産生できなくなるからです。
ミトコンドリアは細胞により有する数が異なり、1細胞あたり100個から2000個程度含まれます。
一つの細胞は10マイクロメートル(1㎜の100分の1)で、その中にあるミトコンドリアの直径は500ナノメートル(1㎜の2000分の1)ほどの大きさです。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット|筑波大学)
ミトコンドリアの役割
ミトコンドリアはエネルギーを作り出す以外にも、様々な役割があると考えられています。生きたミトコンドリアの観察が困難なため、現在も研究段階です。
ミトコンドリアの役割
- エネルギー(ATP)の産生
- 細胞内カルシウムイオン濃度の調節
- 脂質の酸化
- 傷ついた細胞を修復
- アポトーシス(個体をより良い状態に保つために、不要な細胞を死なせて除去すること)を引き起こす
(参考:一般社団法人日本生物物理学会|厚生労働省 e-ヘルスネット)
ミトコンドリアは加齢とともに元気がなくなる
ミトコンドリアは、放っておくと40代前半から数が減少し、機能も衰えます。
ミトコンドリアはエネルギーを産生する際に、代謝産物として活性酸素を作り出します。
近年の研究で、ミトコンドリアの働きが活発だと発生する活性酸素量は少なく、ミトコンドリアの働きが弱くなると活性酸素が多く発生することが明らかになりました。
多量に発生した活性酸素は細胞の老化の原因になるだけでなく、ミトコンドリア自体にもダメージを与える為、ますますエネルギーが作られにくくなっていきます。
エネルギーを効率よく作り出せなくなった体は疲れやすく、エネルギーに変化できずに余ったエネルギー産生栄養素(炭水化物|脂質|タンパク質)は中性脂肪に変化し、肥満に繋がります。
ミトコンドリアの減少による不調
太りやすくなる|疲れやすくなる|めまい・貧血|動機・息切れ|無気力・集中力の低下|うつ|肌荒れ|便秘・下痢|能力低下|筋力低下|発汗低下
(参考:b.glen)
ミトコンドリアが活性化すると痩せやすくなる
ミトコンドリアが本来の働きを取りもどしたら、どのようなメリットがあるのでしょうか?
シミ・シワ・たるみなどの老化を防ぐ
ミトコンドリアが活発に働くと活性酸素の発生が少なくなるので、細胞の老化を遅らせることが出来ます。
疲れにくくなる
エネルギーを必要量作り出せるようになると、疲れにくくなります。
太りづらくなる|痩せやすくなる
食べ過ぎを避け、栄養を余すことなくエネルギーに変換出来れば、脂肪が増えません。
ミトコンドリアを活性化させるには?
ミトコンドリアの活動量は、年齢に関係なく増やすことが可能です。
ミトコンドリアを活性化させると、ミトコンドリアの数自体も増えると考えられています。
ミトコンドリアを活性化させる方法
- 定期的に運動する
- ストレッチ
- 食事を腹八分目に留める
- ビタミンB2|タウリンを摂る
定期的に運動する
部位によって細胞内のミトコンドリアの数が異なり、背中や太ももの筋肉には多くのミトコンドリアが存在します。
その筋肉に長時間負荷がかかると、ミトコンドリアが活性化すると考えられています。つまり、筋トレやウォーキングのような有酸素運動を行うことでミトコンドリアを活性化させ、数を増やすことが可能です。
また、常に美しい姿勢を保つことでも筋肉に負荷がかかり、ミトコンドリアの活動量を上げることが出来ます。椅子に腰かける際は、背もたれに寄りかからず背筋を伸ばして座りましょう。
(参考:b.glen)
ストレッチ
背中はミトコンドリアが多く存在する部位です。肩甲骨まわりの筋肉が肩こりで硬直していると、筋肉に酸素が行き渡らず、筋肉が酸欠状態となります。
ストレッチによって筋肉をほぐし、エネルギー産生の燃料となる酸素を届けましょう。
食事を腹八分目に留める
食べ過ぎを防ぐことで、ミトコンドリアが活性化します。
食事を腹八分目に留め、日頃から食べ過ぎに気をつけましょう。夕食を早めにとることで、翌朝まで空腹の時間を長く設けることも有効です。
また、身体を動かしエネルギー消費量を増やすことでも、摂取過多を防げます。
ビタミンB2|タウリンを摂る
ビタミンB2はミトコンドリア活性を高め、ミトコンドリアの機能が低下した時に活性する酵素の働きを抑えます。タウリンには、ミトコンドリアの機能低下によるエネルギー代謝の不均衡(エネルギーを作り出すバランスが悪い状態)と酸化ストレス亢進を止める働きがあります。
ビタミンB2やタウリンはサプリや栄養ドリンクで摂取することも出来ますが、食材から摂れば、食事を楽しみながらダイエットが叶います。
ビタミンB2を多く含む食材 | レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類など |
タウリンを多く含む食材 | 魚介類(牡蠣、あさり、しじみ、ほたて、はまぐり、たこ、かに、いか、サバ、アジ、ブリ、カツオ) |
ミトコンドリアを働かせよう
たくさん食べているのに健康的でスマートな人は、ミトコンドリアが活発に働いているのでしょう。
ミトコンドリアは放っておくと年齢と共に働きが低下しますが、何歳になっても増やし活性化させることが可能です。体を適度に動かし筋肉を柔らかく保つことでミトコンドリアを活性させ、ミトコンドリアにしっかり働いてもらいましょう。
参考図書
一緒に
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