この記事でわかること
- 鶏肉|牛肉|豚肉 の部位別エネルギー量とカロリーカット方法
- 鶏ひき肉|牛上ひき肉|豚上ひき肉のエネルギー量とカロリーカット方法
- 加工肉のエネルギー量
タンパク質と聞くと「肉」を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、肉は部位によっては高脂質|高カロリーなので、ダイエットのためのお肉が、逆に太る原因になってしまうこともあります。種類や部位の特徴を知って、上手にカロリーカットしながら、タンパク質を摂りましょう。
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鶏肉の特徴とカロリーカット法
鶏肉は皮に脂質が多く含まれます。また、もも肉のところどころに白くどろっとした脂身がついています。
鶏肉は部位によって大きなエネルギー量の差はありません。どの部位も、皮を取り除くとカロリーカットでき、良質なタンパク質を摂ることが出来ます。もも肉は脂身を取り除くとさらにヘルシーです。
部位 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
むね肉 (皮あり) | 229kcal | 19.5g | 17.2g | 0g |
むね肉 (皮なし) | 113kcal | 24.4g | 1.9g | 0g |
もも肉 (皮あり) | 234kcal | 17.3g | 19.1g | 0g |
もも肉 (皮なし) | 128kcal | 22g | 4.8g | 0g |
ささみ | 107kcal | 24.6g | 1.1g | 0g |
手羽元 (皮あり) | 175kcal | 18.2g | 12.8g | 0g |
ダイエットにおすすめの鶏肉部位とカロリーカット法
- 部位によって、エネルギー量の大きな差はない。
- 皮と脂身を取り除くことで、カロリーカットが可能。
豚肉の特徴とカロリーカット法
豚はどの部位も分厚い脂肪がついている為、ヒレ|もも以外は、高脂質|高カロリー です。しかし、脂身と赤身が層になっている肩ロース|ばらを除けば、そのほとんどが皮下脂肪であるため、取り除くことが可能です。
皮下脂肪を取り除くことで、大幅なカロリーカットが出来ます。豚肉はビタミンB群を豊富に含み、特にビタミンB1の含有量があらゆる食品の中でトップクラスです。ビタミンB1には、糖質の代謝を助ける働きがあります。
部位 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
肩ロース | 237kcal | 17.1g | 19.2g | 0.1g |
ロース | 248kcal | 19.3g | 19.2g | 0.2g |
ロース (皮下脂肪なし) | 190kcal | 21.1g | 11.9g | 0.3g |
肩 | 201kcal | 18.5g | 14.6g | 0.2g |
肩 (皮下脂肪なし) | 158kcal | 19.7g | 9.3g | 0.2g |
ヒレ | 118kcal | 22.2g | 3.7g | 0.3g |
そともも | 221kcal | 18.8g | 16.5g | 0.2g |
そともも (皮下脂肪なし) | 175kcal | 20.2g | 10.7g | 0.2g |
ばら | 366kcal | 14.4g | 35.4g | 0.1g |
もも | 171kcal | 20.5g | 10.2g | 0.2g |
もも (皮下脂肪なし) | 138kcal | 21.5g | 6g | 0.2g |
ダイエットにおすすめの豚肉部位とカロリーカット法
- ヒレ|もも肉は、脂身が少なく低カロリー。
- 肩ロース|バラ肉以外は、皮下脂肪を取り除くことで、カロリーカットが可能。
牛肉の特徴と選び方
牛の肉質は、大きく「霜降り」と「赤身」の二種類に分類することができます。「霜降り肉」とは、“サシ”と呼ばれる脂の筋が“霜”のように細くまばらに広がったピンク色の肉を指します。
部位 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
肩ロース | 380kcal | 13.8g | 37.4g | 0.2g |
リブロース | 514kcal | 9.7g | 56.5g | 0.1g |
サーロイン | 460kcal | 11.7g | 47.5g | 0.3g |
バラ | 472kcal | 11g | 50g | 0.1g |
ヒレ | 207kcal | 19.1g | 15g | 0.3g |
ウデ(肩) | 258kcal | 17.7g | 22.3g | 0.3g |
もも | 235kcal | 19.2g | 18.7g | 0.5g |
霜降り肉の脂身を取り除くことは困難です。ヘルシーに牛肉を味わいたい場合、赤身の部位(ヒレ|ウデ(肩)|もも肉)を購入しましょう。
ダイエットにおすすめの牛肉部位
- ヒレ|ウデ(肩)|もも肉は、脂身が少なく低カロリー。
- 他の部位は脂身と赤身が混ざり込んでいる為、高カロリー。
挽肉をヘルシーに食べる方法
中~大型スーパーでは、店ごとに食肉のカットが行われます。
ひき肉は、食肉を切り分ける過程で出た切れ端や、肉質が硬い部位など、複数の部位を寄せ集めて挽きます。ひき肉をどの部位からどのような配合で作るかは、店ごとに異なり、日によっても変わります。
鶏ひき肉
鶏ひき肉は主に、胸やモモの正肉と、各部位の骨周辺の肉が使われます。「皮なし」と書かれていなければ、むね肉またはもも肉を皮ごと挽いたものと考えましょう。皮に脂肪分が多く含まれるので、皮ごと挽いた挽肉は、皮を取り除いたむね肉やもも肉と比べると、高エネルギーです。
鶏ひき肉のエネルギー量(平均値)
種類 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
鶏 ひき肉 | 171kcal | 17.5g | 12g | 0g |
豚ひき肉
豚ひき肉には、肩|バラ|モモ から ブロック|スライス|細切れ|切り落とし を取った残りと腕肉などが使われます。脂肪含有量15%程度のひき肉は「上ひき肉」や「赤身ひき肉」として市販されます。上ひき肉の脂質量は、鶏と牛の中間といったところです。
豚 上ひき肉のエネルギー量
種類 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
豚 上ひき肉 | 209kcal | 17.7g | 17.2g | 0.1g |
牛ひき肉
牛ひき肉には、おもに「ネック(首)」「スネ」「肩」など、筋(すじ)の多い部位や、「もも」や「ロース(背中)」の切れ端などが使われます。脂肪含有量15%程度のひき肉は「上ひき肉」や「赤身ひき肉」として市販されます。上ひき肉でも、鶏ひき肉に比べると倍近い脂質量があります。
牛 上ひき肉のエネルギー量
種類 | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
---|---|---|---|---|
牛 上ひき肉 | 251kcal | 17.1g | 21.1g | 0.3g |
ひき肉をヘルシーに食べる方法
- 鶏ひき肉を選ぶ
- 上ひき肉を選ぶ
- 赤身肉を自分で挽く
- 加熱時にキッチンペーパーで脂を拭き取る
ダイエットに向いている加工肉
ハム|ベーコン|ウィンナーなど、一般的な加工肉には主に豚肉が使われます。
ハムは丸く整形する際に、皮下脂肪の多くを削り落とす為、比較的低カロリーです。
ベーコンは、脂身の多いバラ肉を使用している為、少量でも高カロリーです。
ウインナーの多くは、ジューシーに仕上げる為に豚の脂身が練り込まれています。その為、たった2本で100kcalを越えるほど高カロリーです。
代表的な加工肉のエネルギー量
商品名 | 1枚(本)の エネルギー量 | 100gの エネルギー量 |
---|---|---|
ロースハム (日本ハム) | 1枚(10g) 11.2kcal | 112kcal |
ボンレスハム (丸大ハム) | 1枚(12g) 12.7kcal | 105.8kcal |
生ハム (日本ハム) | 1枚(5g) 8kcal | 160kcal |
ベーコン (日本ハム) | 1枚(8g) 20.2kcal | 252.5kcal |
ウインナー (日本ハム) | 1本(16g) 52.6kcal | 328.7kcal |
ダイエット向きの加工肉は?
- ハムは低カロリーなので、ダイエット向き。
- ベーコン|ウインナーは高カロリーなので、量と頻度に注意。
お肉を食べよう
鶏肉|牛肉|豚肉|挽肉|加工肉 をヘルシーに頂くポイントを紹介しました。
肉は部位によっては高脂質|高カロリーなので、ダイエットのためのお肉が、逆に太る原因になってしまうこともあります。種類や部位の特徴を知って、上手にカロリーカットしながら、タンパク質を摂りましょう。
一緒に
キレイbodyを
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